超音波溶着ホーン

非粘着コーティングで超音波溶着ホーンの離型性を向上

製品への残渣付着や溶着効率低下防止対策として、弊社製品の「オーエフコートSi」をご採用いただきました。

超音波ホーン
業 種光学部品製造
加工方法非粘着コーティング
製品名オーエフコートSi

光学部品製造の中にレンズを筐体に固定する工程があります。この固定には超音波溶着(超音波ホーンを接触させて摩擦熱による材料同士を軟化・溶解して接着する工法)を用いていますが、超音波溶着ホーンに軟化した樹脂が付着し、溶着効率が落ちたり、製品に残渣が付着するなどの問題がありました。離型性を上げるためにフッ素樹脂(PTFE)を利用することは、フッ素樹脂膜が軟らかいためすぐに摩耗・剥離するため不可能でした。超音波溶着ホーンに付着した樹脂残渣の除去洗浄の手間が生産性とコスト面で大きな負担となっていました。

超音波溶着ホーンに対して弊社の非粘着コーティングを施すことによって、超音波溶着ホーンの離型性を向上させることが出来ます。これによって、超音波溶着ホーンに付着する樹脂残渣を減らし、付着した残渣も小さな力で除去出来るようになると考えました。また、摩擦熱による熱と長期間使用に耐える必要を考慮し、シリコーン系のコーティングを提案いたしました。

超音波溶着ホーンに対する非粘着コーティングは膜厚が薄くホーンの超音波伝達に影響を与えません。また、樹脂残渣付着を抑制し、付着した残渣も剥離しやすいため除去洗浄の効果と作業工程が大幅に改善します。さらに、ホーンを削ることなく再コートが可能なため手間とコストを大幅に削減できると評価されました。

コーティング後の状況ですが、コーティング前と比較して洗浄の手間を4割以上削減することが出来ています。このため、生産効率も60%向上させることが出来ました。